是非読んで欲しい本。Part1.

f:id:kanonchan0122:20170404202607j:plain

空想、妄想、発想は自由。どうも僕です。
皆さんは本を読みますか?
スマートフォンなどが普及して来た今、本を読む機会はだんだんと減ってきているのではないでしょうか?

僕も本を読む読書家とは言えませんが普段あまり読まない人よりかは読みます。
読書に慣れているわけではない自分が今まで読んできた本で面白かった本を今回は紹介したいと思います。

 

 

 


1.三日間の幸福 著:三秋縋

f:id:kanonchan0122:20170404203726j:plain

Amazon CAPTCHA 

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」

僕が中学入学してすぐに買って読んだ本です。
自分の読書人生の中で最も面白くて大好きな本です。この本をきっかけにこの著者が好きになりました。
今まで知り合い10人ほどに半ば強引に読ませたのですが全員から面白かったと感想をもらった本です。本当におすすめの本です。

あらすじは主人公―クスノキが金欠で苦しむ最中、自分の寿命を買い取ってくれる施設があることを知る。そこでの鑑定結果は1年につき1万円。未来を悲観して寿命の大半を売り払った主人公は残された人生で幸せをつかもうとする。寿命を売った人には監視員が付くことになっていて主人公に配属された監視員―ミヤギ、短い人生でミヤギとの生活が始まる。

昔の幼馴染のヒメノに会いに行ったり大学の後輩のワカナと再開したり、などとSFファンタジーだけでは無く人間同士の関わり合いや青春の恋愛要素などかなり内容は詰まっています。ですがライトノベルのように軽く読めます。恋愛モノに慣れていない甘々な恋愛ではなく、泣ける系の恋愛です。とにかく読みやすいし頭に入って出ていかない。心の底からおすすめ出来る1冊です。

f:id:kanonchan0122:20170404205657p:plain

Amazonでの評価もかなり高く、その人気が伺えます。

この著者は以前にネット上で自分の小説を投稿していてそれが人気となり小説家としてデビューを果たしました。この三日間の幸福もネットで読むことができます。
時間がある時などに少しでも読んでみて欲しいです。きっと興味が湧くはずです。

三日間の幸福  これです。

 

 

2.君が電話をかけていた場所/僕が電話をかけていた場所 著:三秋縋

 

f:id:kanonchan0122:20170404211200j:plain

「賭けをしませんか?」

上でも今まで一番と言いましたがこれもまぁ…… 控えめに言って最高なんですよね。青春小説としてはこれがトップ。君が電話をかけていた場所(君電)と僕が電話をかけていた場所(僕電)の2部作なのでストーリーが厚い。

あらすじは、主人公は高校生の深町は右頬に生まれつき消えない大きなアザがあり、そのせいで過去に恋をした少女、初鹿野に自分には、彼女に恋をする資格はないという勘定を抱く。ある時公衆電話の前を歩いていると電話がなり、電話を取ると電話口の女がこう言った「私と掛けをしませんか?」過去のあなたはこの痣さえなければ、ひょっとしたと思っていました。では実際に痣を消してみましょう。その結果、初鹿野さんの心を射止めることができれば、賭けはあなたの勝ちです」とかなりファンタジー寄りです。そして深町のアザが消えたが初鹿野にアザが出来る。それでも貴方は初鹿野を愛せるか?というストーリーです。

この主人公、中学ではかなりグレてたのだが勉強は出来たから町でもかなりの進学校に進学する。初鹿野とは別に隣の席の千草や不良仲間との関係もあり、ただでさえ読みやすく濃い内容の三秋作品の2部作だからもうとんでもない。各所で夏を感じられる場面が多いのでなんだから夏っぽい気分にもなれます。

三秋作品だけあって切なさと悲しさの奥にあるあたたかさが感じられます。

シリアスな展開や謎解きも多々あるので三日間の幸福ほどサクッと簡単に読めるものではないのかな?と思ったりもします。また簡単に恋に落ちて射止められるようなストーリーじゃなくてその裏側にびっしりと伏線張ってあって読んでいて全く飽きないです。

人魚物語が深く関わっている作品です。

f:id:kanonchan0122:20170404215851p:plain

Amazonでの評価も高め。さすが三秋縋

 

 

3.珈琲店タレーランの事件簿シリーズ(1巻~5巻) 著:岡崎琢磨

f:id:kanonchan0122:20170404220248j:plain

このミス(このミステリーがすごい!)という新人作家を対象としたミステリー小説のガイドブックがあります。そこで大賞を得た作品です。
ミステリー小説だけあって至る所で謎解きが出てきます。名探偵コナンを見ているような気持ちにもなります笑。

あらすじは京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。

京都のカフェのバリスタの美星が謎解きをするミステリー小説です。が、
正直な話滅茶苦茶読みにくいです。新人作家だから仕方のないことだとは思いますが終始ん??となる場面が。ですが謎解きはちゃんと筋が通っています。各キャラクターもしっかりと立っていて読み応えはあります。
普段から本に慣れてる人には大丈夫だとは思いますがあまり読まない人には辛いかもしれません。そして1巻のラスト、あのくだりが本当に意味不明だった。
またカフェのバリスタを題材にしているので読んでいるとコーヒーの知識が身につきます。自分もコーヒー好きなので結構ためになることも多かったです。

そしてこれ、実はコミカライズ(漫画化)されていますが断言します。ゴミです。

この小説の良いところが全て潰されています。

あれ読むならまだ六法全書眺めてたほうがマシです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえずはこんな感じです。三秋作品ガン押しで2作品も紹介してしまって申し訳ありません。ですがそれくらいこの作家さんは素晴らしいので是非飲んで欲しいです。
三日間の幸福がやはり一番のおすすめです。げんふうけい(三秋さんのサイト)で読むことが出来るので是非読んで欲しいです。
ですが君電/僕電も青春小説としてかなりの完成度を誇っているので今の状況だとこっちの方が良いのかな?と思ったりもします。まあ三秋作品は全部見とけって話だ!

 

 


余談

次回のおすすめの本に
いなくなれ、群青を紹介しようとしているのですが先に表紙だけ見せます。

f:id:kanonchan0122:20170404222858j:plain

上の小説達と一緒に見るとある共通点がみえてくるはずです。








そう、全部表紙に女の子がいてしかもショートカットなんです!!!

ショートカット最THE高